ジャンプ至上主義なのに”ちょろまかし”カッコ悪い

投稿者: | 2021/01/26

某ブログ様の某記事を読んで思ったこと(某ブログ様とは関係ないです)。

ネイサン4A騒動でちらっと出て来た”バクセル”と呼ばれているネイサンのスキッド3Aについて、言いっ放しもなんなので書いておこうかと。

某所に貼られてた動画。

”スキッド”とは横滑りのことで、踏み切って離氷するまでにプレロテして回転を稼いでおくアクセルの跳び方を”スキッド型のアクセル”と呼びます。所謂”ちょろまかし”の跳び方。
どの選手も多少のプレロテはありますが、当然少ないに越したことはないですよね。
ましてやジャンプ至上主義なのに”ちょろまかし”はカッコ悪い。ネイサンは他に自分は”完璧主義”とも言っているので、完璧主義なのにちょろまかしって。
つか、ジャッジが問題にしないとか、爆盛り採点されるから”ちょろまかし”でもいいやーってさぁ(笑)
ネイサンの姉がキレた件は、こういうのをアメリカでいろいろと言われているわけですよ。
後ろ向きで踏み切ってるからアクセルじゃなくてバクセル。海外スケオタは容赦ない(笑)

全米選手権フリーの3Aスーパースロー
3A(skid) – 2021 Toyota U.S. Figure Skating Championships FS

氷上を横滑りして氷を削るので、助走のエネルギーを十分ジャンプに生かせられないので、高さも飛距離も出ない(この高さと飛距離で4Aは無理。回転を速くするのも限度がありますし)。

羽生の3回転半、アイスコープで大解剖!フジ最新技術で「状態100%」裏付け/フィギュア

■ラファ発言

Сейчас мы сложили некий оптимальный вариант с пятью четверными, и, хотя на чемпионате США получилось не всё, уже понятно, что с Ченом будет довольно сложно соревноваться. Пока ещё, правда, он желаемых кондиций не достиг. Если говорить о выступлении в Лас-Вегасе, я доволен тем, как был исполнен короткий прокат, но не могу сказать то же самое о произвольном.

Четверной риттбергер и пятерной тулуп сделать можно»: Арутюнян о пределе совершенства фигуристов и превосходстве Чена
英:That it will be quite difficult to compete with Chen.
日:チェンと競争するのはかなり難しいだろうと。

■”完璧主義”発言のソース

A year ago, you have already said something like that. That there is no problem for you to jump a quadruple loop flawlessly, but this is not the same with including a jump into a program where there are already five quads.

– Exactly. In technical terms, I’m a perfectionist to some extent: until I feel that I’m ready to work out the elements on the ice 100%, there’s no sense in taking adventurous decisions.

Nathan Chen: Any sport is a story about how to get better day by day

※追記
ニワカさんのためにアクセルジャンプの踏切りについて。
アクセルはエッジジャンプですので、左足が氷から離れる時ではなく、振り上げた右足を振り下ろす時が踏み切りです。右足を振り下ろしてから空中に跳び上がるまでに、左足のエッジが回転する量がより少ない方が、より難易度が高く質の良いアクセルジャンプ。跳び上がるまでに180度近く氷上で回転するのが”スキッド型”です。

※追記2
ネイサンのスキッド3Aを”バクセル”と呼んでる海外スケオタは、ネイサンのフリップのエッジがフラットなのも問題にしてました。
ネイサンは4Loをシニアで2回跳んで一応成功しましたが、今のところプログラムに入れるつもりはないようですし、4Sの成功率もさほど高くないので、ルッツとフリップ(リップ)を入れざるを得ない。フリップにエッジエラーがついたシーズンもありましたが。
ループが苦手でルッツが武器でリップ持ちって……

キムヨナみたいね(笑)

■ソース

Quad loop
I would love to do it, but the success (rate) has been quite low recently in practice, so that is sort of a game time decision. If I am able to get my success rate up a little bit then I think that I will have a higher chance of putting it in. If it is going the way it is now, probably not.

NATHAN CHEN – QUADS, NATIONALS AND WORLDS – INTERNATIONAL FIGURE SKATING
機械翻訳
やりたいのはやまやまなのですが、最近の実績 (成功率) はかなり低いので、それは一種のゲームタイムの決定です。もう少し成功率が上がると、入れる可能性が高くなると思います。今のままだと、たぶん違うと思います。

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