羽生選手のSPでの、カウンターからの3Aのコマ割り画像です。
簡単そうに見えて難しいこんなことやってます(=´ー`)ノ
後ろ向きでアウトサイドエッジで滑っているので、カーブは黄色の矢印の方向です。そのカーブとは逆回転でバックからフォアにターンします(赤い矢印)。
ターンの後もアウトサイドエッジで、そのまま3Aの踏み切りです。
ニュートン力学で言うところの運動の第一法則で、物体は外部から力が加わらない限り、同じ方向への運動を続けようとします。慣性の法則というやつですね。
電車など乗り物に乗っていて急ブレーキがかかると進行方向に引っ張られて転びそうになりますが、あれも慣性の法則。進行方向への移動という運動を続けようとするので、すぐには止まれません。
運動の方向を変えるには、それだけの力が必要になります。
『同じ方向への運動を続けようとする力』を打ち消して、方向を転換しているわけです。って、説明合ってんのかな(^▽^;)
後ろ向きにアウトサイドエッジで滑っているので、時計回り方向にカーブを描くのが自然な動作です。そこに逆回転(反時計回り方向)でターンをするので、それだけ負荷が掛かります。
ルッツジャンプと同じ理屈ですよね。
3Aや4回転のような高難度のジャンプを跳ぶのって
それなりに助走スピードが必要なんだけど
カウンタってジャンプ跳ぶ直前に向きを変えるから
それだけで助走スピードがなくなっちゃうんだよね。
それと主様の書かれてるように
同じ方向に運動を続ける力を打ち消す+方向転換
ほとんど助走レス+↑2点でジャンプを跳ぶ形になりこれが超難しいらしい。
確かGOEの評価で予想外の入りってのがあったと思うけど
この点が評価されてるのだと思う。
羽生君の3Aとイーグルへの流れも綺麗ですね。
なんて私もまだよくわかってないのですが、
このコマ割りは勉強になります。
詳しい説明ありがとうございます!
カウンターの前、片足で滑って、そのままカウンターの難しいターンをしてるところ、すごいなーと思いました。(GPFの映像が1番わかりやすいかな?)4Tの後も着氷した足でしばらく滑ってたし。
流れるように自然に難しいことをやってるので、本当に指摘されないとわかんないです。