【フィギュア】SPで「100%の真央」魅せる!3回転半すべて成功 – スポーツ報知
◆フィギュアスケート 全日本選手権第1日(21日・さいたまスーパーアリーナ) 22日にSPを行う女子は会場で公式練習を行い、3季連続7度目の全日本女王を狙う浅田真央(23)=中京大=は、大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を3回成功。GPファイナルを制して2大会連続の五輪出場が確実な真央は、世界一を競う舞台を見据えて新衣装を試す方向。3枚の切符争いから抜け出し、五輪モードで今年の最終戦に挑む。
最終組で練習した真央は、自分のやるべきことに集中していた。代表の当落線上にいる鈴木、村上、安藤と同じグループ。試合前のピリピリとした緊張感が漂う中、いつも通りスケーティングのウオーミングアップから始め、簡単な2回転半ジャンプから跳び始める。練習が中盤にさしかかる頃、高さも勢いも十分なジャンプで、3回転半をきれいに初成功した。
佐藤信夫コーチに上着を手渡す浅田曲をかけた練習ではショパンの「ノクターン」を流し、SPの動きを確認。冒頭で3回転半を決め、3回転フリップ、3―2回転の2連続ループとSPに組み込むすべてのジャンプを成功。曲が終わった後も再び3回転半を着氷した。優勝したGPファイナルと同様にフリーで2回の3回転半を跳ぶかは「調子で決める」と慎重だが、好調をキープしたまま最終調整を終えた。
本番を見据えた予行演習で、今大会は新たに制作した勝負服をテストする計画もある。GPファイナルでは、SPの衣装を濃淡の紫を重ねたデザインに新調。フリーは4季前に1度だけ着用した黒と青の衣装を使っていたが、真央は「フリーも替えると思う。ずっと一緒だと飽きてしまうし、違う衣装を着てみたい」と話していた。五輪前では最後の実戦となる可能性が高い全日本でフリーの新衣装を試し、動きやすさや色の映え具合を最終チェックすることになりそうだ。
この日の女子は練習後の取材に応じなかったが、真央は晴れやかな笑顔を報道陣に向けて会場を後にした。7回目の全日本女王になれば、9回の伊藤みどり、8回の渡部絵美に次いで、稲田悦子に並ぶ優勝回数では歴代3位となる。今季初の3回転半成功で戴冠を目指し、真央が五輪へのビクトリーロードに突き進む。
100%の真央ちゃん!見たいですぅ〜
♪ ガンバレ ♪
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