エッジ矯正の難しさ

投稿者: | 2013/10/08

真央ちゃんの努力を少しでも知りたい。。。という試みです。ニワカなので誤解や思い込みがあるかもです。。。

まず、ルッツとフリップのおさらい。
ルッツがアウトサイドエッジ、フリップがインサイドエッジで踏み切ります。踏み切る方の足が描くトレース痕のカーブも重要。


矢印のようなカーブのトレース痕にならないといけない。

ネーベルホルン杯SPでの美姫ちゃんのルッツの踏み切り。

トウをついてエッジが氷から離れるまでずっとアウトサイドエッジです。

人体の構造から言うと、左足の小指側のふちでルッツのトレース痕のような図形を地面に描こうとすると、体は自然に時計回り方向に回ります(よね?)
ジャンプする方向は反時計回りなので、そっちに体を向けようとすると、腰と足首に無理が掛かる。足首がグキッとなるお。。。

ルッツは体が自然に向う方向とは反対の方向に跳ぶので、助走のエネルギーをジャンプに伝えにくい。

アクセルも含め、他のジャンプは踏みきりのときのエッジのカーブと同じ方向に向かって回転します(これを、スリー方向に回転すると表現します)。なので助走の力をジャンプに伝えやすいのです。しかしルッツは、踏み切りの時に描くカーブと逆の方向に向かって回転します(これを、カウンター方向に回転すると表現します)。自然の力に逆らった方向に回転するため、同じ回転数でも実質的にはより回転力を増してやらなければならないわけです。フィギュアスケートガイド

エッジとトレースの正確さ=ジャンプの難しさになるので、そこが曖昧だと評価下がるよってことでしょう。
難しいジャンプのエッジ矯正をあと半歩のところまで来てる真央ちゃん。すごいなぁ。

金さんは下手にリップを矯正しようとすると頼みのルッツがガタガタになると思う。器用じゃなさそうだし。だからフリップと言う名のなんちゃってルッツを跳んで、ジャッジに見なかったことにしてもらってるんだね〜